
「手をつなぐ金次郎 記念誌・クリアファイル 表紙絵」
2026 45.5cm × 38.0cm oil on canvas

「手をつなぐ金次郎」-勤勉の象徴から共生の象徴へ-
2026 コンクリート彫刻(写真左:修復前 写真右:修復後)
本を持つ手が折れた二宮金次郎像を、本を閉じて手をつなぐ姿に修復。
金次郎の幽霊
ある日の夜中、突然カーテンの隙間から強い光が差し込んできて目が覚めた。
その光が部屋の中に人のようなものを映し出していた。
金次郎だ!
それは薪を背負った少年の二宮金次郎だった。
幽霊といっても、身長30cmくらいのミニサイズで怖い感じはしない。
でも人数が沢山いて、全部で30体くらいいる。
その大勢のミニ金次郎たちが一斉に部屋中を走りはじめた。
実は今年1月に「手をつなぐ金次郎」が完成したあとも、
手をつなぐための階段の安全性について検討が続いていた。
「僕がみんなと手をつなぎに下へ降りたい。」
と金次郎が言う。
そういうことか!
全てがつながった。
手を動かすだけでなく、全身で動こうとしているのだ。
「できれば、台座から降ろしてもらう時に、散歩したい。」
とさらに金次郎は言う。
「そうだね! 連れて行きたい場所が沢山ある。」
と僕は言う。
小さな金次郎たちは今からお散歩が待ちきれないかのように嬉しそうに部屋中を走り回っている。
僕は会議で金次郎からの伝言を伝えた。
「自分が手をつなぎに下へ降りたい。と金次郎さんが言っております。
その時に可能なら、お散歩にも連れて行ってあげたいと思います。」
と僕は説明した。
とても変なことを言ってる気がしたけど、なぜかみんな賛成してくれた。
体が動かなくてもみんなの力を借りれば、子どもたちと手をつないだり、お散歩にだって行けるのだ。
僕はすごく嬉しい気持ちになって心がワクワクし始めた。
技術的に凄く難しいことだと思うから、本当に実現できるかはまだ分からないけれど。
手をつなぐ金次郎再生プロジェクト
https://sites.google.com/view/kinjirou-project