2008-01-01から1年間の記事一覧
2009/1.20(tue) - 1.25(sun) 「AirportBACTERIA」 「今回はgO君は一緒じゃない。」 僕は言う。 「しまった。」 ブリアンデカナエは言う。 何かが彼女にチェックメイトしたらしい。 生絞りグレープフルーツサワーのような、過剰な柚子湯のお湯が目にしみる。 …
「Airport BACTERIA」 TeppeiIkehila × KanaeBriandet 2009 1.20(tue) ~ 1.25(sun) 11am-11pm(最終日は21時まで) 1月24日(土) 19:00~ アーティストトーク/パーティー (入場無料) 場所 Gallery Conceal Shibuya http://www.renovationplanning.co.jp/gall…
羊がベッドを飛びこえる 僕が深い眠りに落ちるまで羊は並ぶ 「雪夜」 2008 32.0cm×41.0cm キャンバス.油彩
来年の1月20日から1月25日。 渋谷GALLERY CONCEAL で個展。 お花屋さんFREURISTE CHARLES FROMENTの展示はしばらくお休み。 です。 個展の詳細はまたお知らせします。 お花屋さんに行く予定でいた方々、買ったばかりの2009年手帳に修正ペンの後が付いてしま…
彼女はその島の中でだけ 素顔を見せた 「女優の島」 2008 32.0cm×40.0cm キャンバス.油彩
風が地面に落とした色は 空を少し青くする 「秋降る惑星」 2008 32.0cm×41.0cm キャンバス.油彩
飽和に達した光が 弾け飛ぶ
電話帳には日曜でも見てくれる病院は一件しかなかった。 そこで僕は少し離れたそこへ向かうことにした。 落ち葉が風車のように回転しながら落ちて来る。 色とりどり葉の上を僕は歩く。 処方䇳に2つの果実が添えられていた。 「柚子です。」 その老人の医師…
プールには誰もいなかった。 止まった水面が張りつめている。 二人の監視員が監視する物もないままそれを見つめていた。 僕はその水色の鏡の中に足を踏み入れる。 誰もいないプールの中は空気のように澄んでいた。 ひとりでプールを往復していると水族館の展…
ベビーベッドの横に立つ前に バクが全部 食べ終える 「バク晩餐」 2008 4.8cm×6.0cm×3.0cm ろう 綿毛
「Home」 紙 ロウ 金属 フェルト 樹脂 油絵の具 11.5cm×7.0cm×8.0cm
アトリエ公開 11月23日(sun) 15:00~ 久しぶりにアトリエ公開致します。 来られる方、下記連絡先にご連絡ください。 場所の分からない方は、駅まで迎えに行きます。 東京都 東大和市 中央1-598-1 関田ビル303 042-562-6997 betterhalf20012001@yahoo.co.jp 自…
にわとりは 想像の海の上を歩くと 何度も 何度も 頷いた 「枯山水のにわとり」キャンバス 油彩 アクリル 33.0cm×33.0cm
眩しい太陽が 透明な空気さえも掴んで影を落とす日々は儚くて 「ハトと盆栽」キャンバス 油彩 アクリル ペン 33.0cm×33.0cm
久しぶりにスーツのジャケットに袖を通すといくらか背筋もいつもよりちゃんと伸びて いつもより大事な用事を果たす為に歩く僕は道路脇に生えた野苺を一つつまむと 持ってきた作品に加えた。 野苺の赤は作品と見事にマッチして、今日はうまくいく。と僕は思う…
一匹のハエがアトリエに飛び込んできた。 そのハエは僕の運動神経を遥かに上回ったので僕の攻撃の全てをかわした。 山手線。 重い荷物を持った老人がふらついている。 重い荷物なんて持たないで下さい。と僕は思う。 ハエは一日中、僕の周りをつきまとった。…
僕は閃き待ちをしていた。 僕の閃き待ちだった。 オブジェ作品を使った、約一分間の映画のシナリオ。 それはたった一分間の閃き待ちでもあり、一生分の閃き待ちでもあった。 そのうち閃くだろうと思っていたらそうでもなくて多摩動物園は平日なのに遠足で賑…
燃え尽きたあとには きっと赤い木の実が熟しているわけで 「Time」 ホウズキ、ロウ
バスケットゴールの後ろのベンチに一人の浮浪者 又は 旅人が住んでいる。 毎日、フリースローラインからひたすらシュートを打ち続ける。 周囲には理解出来ない何かと戦いつづけているようで目が死んでない。 その雰囲気から人々は彼を浮浪者ではなく旅人と呼…
ほつれた 毛糸 が くらげに還る。 「くらげ と 毛糸」 毛糸、針金、バスタブ
いつものように植物に水をあげるために水を持ってベランダへ向かう。 3つ葉の観葉植物から、4つ葉を通り越して5つ葉が生えてきていた。 その突然変異の葉の上に1羽の蝉がとまる。 鳴く。 声は次第に大きくなる。 徐々にスピードを上げていく。 最終的に自分…
さっきまでの強風は やわらかく酸素を含むと姿を変えて 座敷の上に静かに腰を下ろした 「防風林のお屋敷」 33.0cm × 33.0cm 油彩.キャンバス
カンガルーたちは昼寝の時間というより実は夜行性らしくほとんどが眠っていた。 それでも20匹くらいはなんとか起きていて予想よりずっと細い手で僕と握手した。 全員カンガルーなので僕には社会の仕組みがよく分からない。 全員カンガルーでなくても多分僕に…
「このままいくと一階のまんじゅう屋はつぶれます。」 ビルの大家さんに家賃を払いに行ったついでに僕は余計なことを言ってしまう。 方向修正すれば間に合うと思って言ってみてしまったのだけれど、 大家さんが急に僕に対して説教を返してくる。 「自分の仕…
出雲の山の奥深く。 廃屋のような神社。 茶室のような小さな部屋の紫色の座布団の上。 失礼の無いようにと緊張した僕は背筋を伸ばして正座している。 華やかな祭壇の一番奥には丸い鏡が一つ置かれている。 「リラックスしてください。 ストレスを感じればあ…
水玉雲の 晴れ間に浮かぶ 優しい休日 「優しい休日」 2008 23.0cm × 23.0cm キャンバス.油彩
自由ヶ丘のFreuliste Charles Froment 最初の展示が始まりました。 (季節ごとに入れ替えます。次回は12月中旬からの予定です。) 場所 http://c-froment.com/index.html 9.1(mon) ー 11.30(sun) 作品 「最後の地上」「母胎の小鳥」 今後みなさまのお気に入…
雨。 魚と散歩が出来る町。みたいになる。 僕と熱帯魚はわくわくしながら家の外を見ている。 「雨の上の家」 紙.インク
[今日の出来事] 6才の友達が新幹線に乗って遠いところから遊びにやって来る。 パリにいたとき2週間くらい僕たちは同居して毎日いろんな物を拾い集めた。 そのほとんどはゴミみたいなよく分からない物ばかりだったけど、 僕たちはそこに美を見つけ出す才能が…
無限の宇宙への旅と地図。 カウントダウンの鼓動のゆりかごのなかで 僕は上がっていく泡をじっと見ていた。 「天体観測」 紙、布、糸、わた、貝