2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

一月終わり。

目が覚めると青い空が広がっていた。 ベランダから澄んだ景色を眺める。 遠くの山々に雪が積もっている。 突然僕は そこへ行きたい と思う。 アトリエの掃除をしているうちに、 行きたい は 行かなければならないに成長をとげる。 突然そんなこと思っても無…

白雪姫 🔴

「白雪姫」 画用紙. 水彩 いくつ毒のりんごを食べたとしても いつか私は 必ず目を覚ます

消化の胃袋

吐きそうになるくらいたくさん食べるには 吐きそうになるくらいたくさん食べたい料理でなければならない 2年くらい前に僕は吐きそうになるくらい たくさん食べたい料理を発見した たくさんの人に食べさせたいとも思った 僕はたくさん食べた あと少しだけでも…

赤い木の実を渡す為のドローイング 🔴

クララへ赤い木の実を渡すための ドローイング連作9点 ✈

花咲く水槽.時降る水洞窟 2008 180.0cm×140.0cm キャンバス.油彩

最後の雫が青に溶ける 時降る重みで 花咲く水槽

初雪

展覧会が終わって、花咲く水槽の栓を抜く。 中身が僕の体内に流れ込む。 ピンと張った氷の湖面と、中でうごめく水流。 関わってくれたあらゆる方々、見にきてくれたあらゆる方々ありがとうございました。 僕は人々の記憶の中で永遠に振動を続ける。 真夜中。…

究極の金魚

[目の退化した真っ白な金魚] 究極の金魚が闇を泳ぐ。 過酷な環境の中にその金魚は生きている。 青く退化した目は何も写してはくれない。 青く発光した目は自分の内側を映す。 想像することによって世界を把握する。 想像を辞めると世界を把握出来なくなる。 …

無意識の部屋

何も入って来ない変わりに何も出て行かないファミレス効果。 それに加えて何もすることがないホテルの一室に僕はいる。 机の上のメモ用紙に僕は書きとめる。 無意識の部屋。と僕は書く。 最終電車が終わって作業用の列車がゆっくりと走る眠る町。 何もない真…

2008年.鶴について

クリスマスイブの夜から僕の両腕は動かなくなった。 赤ちゃんくらいの握力で丁寧に2007年最後の作品を完成させる。 2008年元旦 初詣に向かう。途中の川でカワセミに出会う。 「あけましておめでとう。」 僕たちは新年の挨拶を交わす。とても素敵な一年が始ま…