2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

電飾

コピーしたドラゴンフルーツの良い部分だけを100枚の小さな正方形に切り抜いてノートに並べる。 あの激しい色は決して一色ではないと僕は知る。 濃いピンクに薄いピンクに赤やその他、黒い種、反射する光。 「マツダ絵の具さんから沢山絵の具をもらってきた…

晴れた秋の散歩

フライドチキンに絶対の自信を持っていたカーネルサンダースは40歳を過ぎた頃ついにケンタッキーになる。 白いスーツに袖を通し、チキンを持って町に出掛ける。 クリスマス1ヶ月前なのでケンタッキーを食べ過ぎた。 突然、経験のある胃の痛みで動けなく無く…

万物再生 2006 33.0cm×33.0cm キャンバス.油彩 🔴

新たな命も新たな時も 意識の死角で 終わる事無く始まり続ける

コンセプトについての研究

54階にある美術館を歩く。 先日対談したばかりのゴッホが僕に作品を見せる。 ビル.ヴィオラがややこしく絡み合った僕の頭の中を洗い流す。 そして次は僕が作品を作る。 その前にここ最近の研究を一旦まとめる。 (1) 夜の深い闇の色を黒という一言で表すよ…

120年前の今日の対談

「日本人達は電光石火のごとく早く描く。 それは日本人の神経が研ぎ澄まされていて、感覚がとてもシンプルだからだ。」 とゴッホは言う。 「そうかもしれない。でもあなたはその100倍凄い」僕は言う。 「でも日本人は息をするのと同じくらい簡単に2~3本の線…

小鳥の落下と冬虫夏草について

2羽の小鳥が絡まり合って落ちてくる。 鳥が落ちてくるのは久しぶり。 1羽は地面すれすれで羽を広げ、1羽は地面にぶつかった。 今日は初めて多摩美術大学内の散歩に挑戦。 校内の至る所で何かが制作され展示されていた。 作品の良い悪いではない。 その空気が…

STOP AIDS 世田谷アールエスポワール展

STOP AIDS 世田谷アールエスポワール展 11.29(wed)-12.3(sun) 10am-6pm 世田谷美術館 [クララとクラゲのシャンデリア] の2点を出品致します。

a mushroom existence 8.0cm×4.0cm×4.0cm 瓶.針金.毛糸.ロウ

アルパカを何匹作り終えても、まだ描くイメージはまとまらない。 出来たものからシャンデリアの燭台の上に乗せていると シャンデリアはメリーゴーランドみたいになった。 メリーゴーランドの下の赤いsofaに座って、貯蔵庫に蓄えたイメージをノートに並べる。…

アルパカについて

例えば僕はアルパカを作る。 絵を描き始める前に僕はいろんなものを作る。 あまった大量の毛糸を針金に巻き付けて今日はアルパカを作る。 閃きが閃きの連鎖反応を起こして、僕が形にし終える前にそれより先の作品が頭の中で形になる。 やがてそれらは一滴の…

ドラゴンフルーツと深海の冒険

森林の向こうに三本の塔が見える。 絡まったツタは紅葉を始め、その上空を飛ぶカラスでさえも今日は美しく見える。 昨日の夜、ドラゴンフルーツをまっぷたつに割った。 見た事も、もちろん描いた事も無い鮮やかな色。 建物は米軍基地との国境地点にまたがっ…

-Voices in The Park-

LIM,SOO YEON Solo Exhibition 11.2-11.19 HIGUREで行われているイム、スーヨンさんの個展でのワークショップで絵本を作りました。 時間内に仕上げる事が出来ずに宿題として持ち帰っていたのですが、昨日の夜完成しました。 11.11日の夕方に持って行って、会…

11月4日 毛糸の物語

コウモリを捕まえようと猫が3階から飛び降りた。 「そうあるべきだ。」と僕は言う。 ギャラリーとレストランの2つの作品を毛糸でつなぐ。 たどり着いた場所での発見が出発点となるように。 長い長い毛糸をなびかせ僕は渋谷の町を進む。 毛糸がクラゲの触手の…