2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

深海の白熊

僕の才能を集約させてたった一人の個人へぶつける それはほぼ誰にも受け取れないくらいの威力になってしまうのだけれど それくらいしないと音楽家には歯が立たない。 最後のプレゼントが不発に終わったようだね。 そのシマウマすり替えておいたよ。 http://j…

Jelly fish な誕生日のお返しについて

あれから2ヶ月半、全ての準備は整った。 予定通り3倍にしてお礼をしようと思う。 映画の台本を書くように僕はそれを描く。 音楽家のあらゆる想像を超えるように。 7月28日 いつもの植物園で 水に関する特別な権利 を渡す 僕たちは透明な水で世界を満たし続け…

プール

青い風が吹く下の水面が毎日美しかった7年前、僕はいつも水泳のことについて考えていた。 0.1秒でも早く泳ぐこと以外、数秒の休憩時間のあいだに考える暇は無かった。 僕は何時間も同じような練習メニューをこなしながらも新しい泳法についていつも考えてい…

elevator bird 2007 103cm×140cm キャンバス.油彩

繰り返す昼と夜 飽和に達した時にだけ 結晶は生まれる

期待の法則

絵を描いては階段を上る。 作品の出来次第では一度に数十段のぼったりもする。 もっと早くもっと高くと絵を描く。 この絵が完成すれば上の階へたどり着くだろうと僕は期待する。 そして期待はあっさり裏切られる。 それでも僕は期待する。 何度も何度も繰り…

research film

researchの日々と絵画は ホイップクリームの泡と一粒の雫 日々の結晶が自分にとっての絵画であり、 良い結晶を作る為の日々でなければならない。 良い日も悪い日も、最終的に僕は絵画に集約されるから。 http://jp.youtube.com/watch?v=iANlvdzxejc

elevator bird

脳の内で散らばった片鱗をまとめようと神経があらゆる方向へ枝を伸ばす。 僕の左手には大きな水晶の原石が握られている。 水晶は生える。 「竹の子のように?」亜矢子が言う。 「竹の子のようには生えない。」水の発明家は言う。 石が成長するという概念は僕…

下水道の冒険

調子が良いけど調子に乗ってはダメなので久しぶりにプールへ潜る。 最近の文章の切れ味の悪さは冒険家のDNAが薄まっていたからだと僕は気付く。 そこで僕は先日の対談のフリーペーパーとイカのカラーコピーの部分を国会へ送る。 一見無意味に思える冒険が僕…

教祖対談

代わる代わる様々な宗教勧誘の使者がアトリエに来る。 新聞の勧誘の時とは違って僕はちゃんと耳を傾ける。 決して否定はしない。 ノートルダム大聖堂のような様々な宗教芸術を生んだ力に尊敬の念すら覚える。 使者は名乗らない。 ほぼ10割に近い使者が教祖の…

雀の落下と雀の離陸

前々から僕のまわりには不自然に雀が多いと思う。 ついに僕の家に2世帯の雀が引っ越してきた。計6羽。 僕の思い出の要所要所はほとんど雀とともにある。 NYでも落ちてきた雀を教会に届けたし、 パリでは雀が肩にとまるほど仲良くなった。 雀と箱根に一泊した…

終わりと始まりについての研究

僕は寒さに弱いのと同じくらい暑さにも弱い。 雪の本質を思い出せなくなってきたので夏休みに入る。 その前に描いておきたいものがある。 夏休みの間に描きたいものもある。 睡眠が僕の意識を奪うあいだ以外、僕に休みは無い。 だけど僕はもうすぐ夏休みに入…