「現代借景 ローソン 3」
2023 33.0cm×33.0cm oil on canvas
*この作品は神戸での個展で展示します。
池平徹兵 展「全ての景色を好きになる」
会期:2023年8月17日(木)~27日(日) 水休廊
12:00-19:00 *最終日は16時まで
会場:FLORE Artist Gallery
〒650-0003神戸市中央区山本通 1-7-9 ブーミン北野1F
主催・企画:FLORE・AplusC
協力:Galeria Punto、日本テクノロジーソリューション(株)
【New Works from the Exhibition "Teppei Ikehila.】
At the solo exhibition, "I will love all the scenery," which opens on August 17, IkehiLa will present his new series of works, "Contemporary Borrowed Scenery.
Scenery is often sometimes unacceptable scenery.
What if a "Lion" appeared in such a landscape?
Please enjoy "Contemporary Borrowed Landscape," a new type of landscape painting that appears when you place your favorite "object" against the backdrop of the scenery that abounds in the city today.
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Teppei Ikehila exhibition "I love all the scenery
Dates: August 17 (Thu) - 27 (Sun), 2023 (closed on Wednesdays)
12:00-19:00 *last day until 16:00
Venue: FLORE Artist Gallery
Boomin Kitano 1F, 1-7-9 Yamamoto-dori, Chuo-ku, Kobe 650-0003, Japan
Organized and curated by: FLORE, AplusC
Cooperation: Galeria Punto, Japan Technology Solution Co.
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視界の隅々までを大切に思えた時、人は幸せな気持ちになれる。
私はキャンバスの隅々までを大切な部分にしたくて、その日に最も制作意欲が湧くものを日々キャンバスの中に加えていくという方法で絵を描いてきました。たとえそれが制作中の絵に合わなかったり、構図がおかしくなると感じてもそうします。
すると自然界の景色のように「全てが主役で 全てが互いを引き立て合う」世界が生まれました。
透明アクリル板を使った立体作品「part of the world」はキャンバスの外の現実の世界でもそれが出来ないかを模索した作品です。
そして「part of the world ライオン」を置くと、どんな景色も大切に変わることに気づきました。
私はこの実験を加速させるために、再びキャンバスの中へ戻りました。
キャンバスの中ではあらゆる実験を今すぐ行うことが出来ます。
渋谷のスクランブル交差点やダイソーなど、些細だけど大切な日常、苦手だった都会の景色。
私の中であらゆるものが大切なものに変換されていきました。
私はこの実験を「現代借景」と呼ぶことにしました。
私はもう本気を出せば、目を開くだけで幸せです。
そして、世界の隅々までを大切にするということは、世界を一つに出来る可能性と同じことだと気づきました。
アートとは「その人にしか感じられない感覚を他の人にも感じられるようにしたもの」だと思います。
私はこの感覚を作品を通して1人でも多くの人に届けたいと思っています。