昨日は沢山の方々に参加して頂き、無事にオープニングセレモニーを行うことができました。
これを機に初めて訪れた方々にも、これまでお世話になった方々にも沢山来て頂き本当に嬉しいオープニングでした。
東大和市市長の和地さんにもテープカットからトークイベントまで参加して頂いて、これからの構想にさらにワクワクする楽しい時間になりました。
本当に幸せな環境にいさせて頂いていることに改めて感謝しながら、それに浸ることなくエネルギにーに変えて、さらに挑戦を続けていこうと気合が入る1日となりました。
沢山の贈り物やお花も本当にありがとうございます。
これからもさらに進化してまいりますので引き続きどうぞよろしくお願い致します。
池平徹兵 アトリエ美術館 Teppei Ikehila Atelier Museum
入場料 :一般 ¥ 500 高校生以下 無料
(施設内でお食事お買い物をされた方は無料です。)
開館時間: 11:00 ~ 18:00
休館日: 水・木(祝日の場合は開館)
場所: 貯水池鳥山 https://toriyama.owst.jp
住所: 東京都東大和市蔵敷1‐391
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「池平徹兵 アトリエ美術館」は、現代アーティスト・池平徹兵のアトリエを散策しながら、その世界観を体験できる美術館です。空間そのものが一つの作品であり、館内には、まるで絵の中に迷い込んだような世界が広がっています。
このアトリエは、コロナ禍で使われなくなった創業60年の料亭「貯水池鳥山」の大広間を改装して作られたもので、“美術館”という名称は、地域の人々が気軽に立ち寄れる安心感を提供するため、「池平徹兵オープンアトリエ」から変更されました。そして、「透明の森プロジェクト」では、この世界をアトリエの外へ、森の中へと広げていきます。
池平は、本当に描きたい気持ちを大切にしながら、景色の隅々までを大切にすることを追求しています。絵画制作のプロセスでは、日々最も描きたいものを画面に加えていくことで、自然界のような調和の取れた世界が生まれることを発見しました。その姿勢は、「すべてのものが主役であり、全てが互いに引き立て合う」という独自の視点につながっています。
こうした制作スタイルを反映し、アトリエ全体もまた常に進化し続ける「生きた作品」として機能しています。人々や風景が互いを引き立て合い、そこにあるすべてが大切に思い合える関係性を可視化する作品は、創作のプロセスやそこで生まれる対話が動的なインスタレーションとなり、「透明の森」を訪れる人々に新たな出会いや視点をもたらします。
森に点在する「part of the world」という作品シリーズは、絵画の中だけでなく、絵の外に広がる現実世界でも「すべてを主役とする視点」を探求したもので、館内に展示された「現代借景」の絵画シリーズと呼応します。
また、「森で森を装飾する」や「水のゼリー」といった参加型作品では、鑑賞者は作品の一部となり、現実の風景や人々とのつながりを、新しい視点で体験します。これは「アートがどのように個人や社会に影響をもたらすのか」というアートが問う本質的なテーマにも接続しています。
池平の不在の時もアトリエは開放されており、館内には訪れる人々が「一人ひとりが自分を全力で生きること」によって生まれる他者との響き合いや、自然との共鳴を体感できる仕掛けが空間全体に散りばめられています。
「池平徹兵 アトリエ美術館」は、「透明の森」に植えられた一本の木のように、すべてのものを必要とし、明日を育む場所として新たな可能性を描き続けていきます。