記憶の濾過

描きたくて描いた線は、描きたくて描いた線になり、
そうでもなくて描いた線は、そうでも無い線になり、
描かずにはいられずに描いた絵画が世界を動かす。


僕は飽和状態を生み出す為に全部を注ぐ。


ミノムシの服を脱がせ、
ブライダルフェアを演じ、
植物園を貸し切っての対談を繰り返し、
渋谷の町に毛糸を伸ばして作品を結び、
根岸競馬場に飛び込み、
ドラゴンフルーツをカラーコピーした頃に作った
2つのfilmがたぶん大体の時効をむかえたので公開。


http://www.youtube.com/watch?v=ZgsQQSQHUBE

http://www.youtube.com/watch?v=eKSc6jiIKBs

僕の絵画は全て、思い出であり、記憶であり、経験の濾過である。
構図を変えたり色彩を変えたりしなくても、
新しい今日を作れば、新しい絵が出来る。