明日から始まります!どうぞよろしくお願い致します!
池平徹兵「全ての時間を好きになる」
10月1日(日)ー10月29(日)
会場 HUG FOR_.(鎌倉駅から徒歩5分)
在廊日
10月8日 (日)13:00~1800
10月15日(日)13:00~1800
10月29日(日)13:00~1800
<関連イベント>
10月8日(日)14:00ー15:00
内容:アーティストトーク+鎌倉フィールドワーク
*フィールドワークはトークイベントの後に池平氏と共に作品(ライオン)を連れて鎌倉を歩く体験ツアーです。
お申し込み方法:HUG FOR_.Eメール(info@hugfor.com)までご連絡ください。
*定員:10名(*定員に達しましたが、椅子なしでよければまだ入れます。)
*参加費:無料
Statement
視界の隅々までを大切に思えた時、人は幸せな気持ちになれる。
私はキャンバスの隅々までを大切な部分にする為、その日に最も制作意欲が湧くものを日々キャンバスの中に加えていくという方法で絵を描きます。
たとえそれが制作中の絵に合わなかったり、構図がおかしくなると感じてもそうします。
すると自然界のように「全てが主役で 全てが互いを引き立て合う」世界が生まれました。
私はこの世界をキャンバスの外へも広げたいと思うようになりました。
透明アクリル板を使った立体作品「part of the world ライオン」は ”借景” の考え方を応用し、現実の世界も隅々まで大切にしようとした作品です。
「part of the world ライオン 」を置くと日常のどんな景色も大切に変わっていきます。
私はこの実験を加速させるためキャンバスの中へ戻り「現代借景」のシリーズの制作を始めました。
江ノ電を描いた新作「現代借景 通勤.通学」は景色だけでなく時間も大切にしようとした作品です。
また絵本「ふつうのいるか」は過去から未来へ流れる時間の中へ、出来事をコラージュした試みです。
全ての時間、全ての景色、世界を隅々まで大切にすることは、世界が一つになれる可能性と同じことです。
世界中があらゆる出会いや出来事を必要として明日を描くとき、地球は究極に美しい一つの球体になるのかもしれません。
私の作品は、この言葉で記録できない感覚を言葉に変換せずに、そのままの状態で保管したものたちです。