虹色のランプシェード

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ベビーカーを押すことに集中しすぎるのは良くない。

アンテナを2倍にしながら歩くことを心がける。

後数年すれば菊次郎の夏のような散歩が出来る。

ショッピングモールの片隅にがちゃがちゃの自販機が並ぶ。

役目を終えたカラフルな容器が回収ボックスに積まれている。

一人ならあれを盗むのは目立ちすぎるのでやめる。

今日は0才が一緒なのでとても自然に持ち帰ることができる。

アトリエにカラフルな容器を沢山転がして遊ばせていると

くちにあてないと容器に書かれていることに気が付く。

手の届かない所に置かなくてはならない。

僕は虹色のランプシェードを作った。

天井がカラフルな色を映す。

そろそろプラネタリウムに行けるかもしれない。

つまり全体的に僕たちの力が上がっていることに気が付く。


同じ頃、店員が回収ボックスが空であることに気が付く。

最初、1つも売れてないのかと思ったけれどそんなはずはない。

店員は中身に自信を持つことの大切さ。と思う。

そして、中身も素晴らしいが外身も素晴らしい。とメモの書かれた展覧会のDMを見付ける。

店員は次の休みの日にそこに行くべきだと分かる。


「LENS」 1/19-1/24 Gallery Conceal