浜辺のウロコ

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OFFICE BACTERIAのアクセサリーパーツ 浜辺のウロコ

2012年 木、アクリル絵の具、樹脂



最後に手応えを感じたのはおにぎりのパーツデザインの時だから、最後に閃いてからもう半年以上も経つ。

僕は半年以上もの間、早く閃かなきゃと思い続けていたことになる。

午前中さくやをプールに連れて行ったのでくたくたに疲れて今日はもう仕事はせずに休もうと思ってさくやが昼寝をしているとなりに本を持って横になったとたんにそれはやってきて僕はただ転んで起き上がった人と区別がつかないくらい短い間だけ横になって大急ぎでアトリエの部屋に走った。

横目でキッチンで亜矢子がすでにそうめんをゆで始めているのを確認する。
それがゆであがればそれを食べたい気持ちと作りたい気持ちが半々で戦い初めてしまうので時間がない。

浜辺に打ち上げられたウロコのイメージ。

心配しなくても頑張らなくても疲れていても、
出来るときはそういうものとは一切関係なく気付くともう出来ている。

こういうことが僕を見えないゴールに向かってスタートを切れる選手に育てる。

僕はきっと何か閃く。

台風も通過して空まで青い。

ブリアンデ.カナエにバトンをつなぎ、次は彼女が苦しんだり楽しんだりする番に入れ替わる。