英語と才能

才能の乱獲により数が激減した為しばらく漁は制限されました。

という脳内ニュースはいっこうに流れる気配を感じない。


なぜなら才能は限りある資源なんかではない。


収穫しなければ腐らせてしまう種類のものだ。



よく才能が尽きたと表現されるけど、あれは正確には才能を腐らせたという表現が正しい。



本気を出せば英語くらいすぐにマスター出来ると思っていた。

ところが信じられないことに英語の勉強をしようとするとすぐに眠くなってしまう。

どんなに眠れない夜も英語の勉強さえ始めればすぐに眠れてしまう。


ついに勉強が全く追いつかないまま英語での打ち合わせが始まった。


だめだ。何も分からない。


英文で言い訳をしたり断ったり、出来ない理由を説明するくらいなら出来てしまった方が早い。

たとえ一日で未知への扉を5個くらい開けることになったとしても、
英語で出来ない理由をあれこれ考えるよりはずっと素晴らしい1日を送れた。

僕は英文を作る時間を惜しんで次々に不可能を可能にした。

そうか。この為のあの眠気だったのか。

全てはつながった。

英語が苦手なことさえも原動力に飲み込んでしまうとは。

僕に無駄なことなど一つもない。

運命はいつも僕にみかたしている。



今日も脳内ニュースが僕に豊作を伝える。



という言い訳をそろそろやめて英語を勉強しなければならない。

状況はかなり追い込まれた状態にある。