「お父さんとお母さんが死んだあと、僕は一人になってしまう。
お父さんは、おじいちゃんになって死ぬんだよ。」
と5才の咲哉が泣く。
「ふつうはそうかもしれないけどお父さんは違う。お父さんは絶対に死なないんだよ。おじいちゃんには
なるけど全然死なない。知らなかったの？」
ときっぱり真剣に僕は答える。
そして僕はいつだってそれに見合うだけの作品を残すつもりでいる。
空は秋が一番青い。
来年、咲哉は小学校一年生になる。
初めて自転車の補助輪を外してみた。
技術も運動神経も足りているのに勇気が足りていない。
自分を過小評価している。
早く秘めた力に気づいてほしい。
自転車に乗れるかどうかは、乗れると思うか乗れると思わないかでしかない。
乗れる自分を信じ切れるかどうかで決まる。
大学時代の教育実習、鉄棒の逆上がりの授業で同じことを教えてびっくりするくらい怒られたのを思い出す。
（大学では教育学部保健体育を専攻。教育実習は僕の人生で最も楽しかった思い出の一つです。）
「学習指導要領の意味が分かってない。」
と彼は言う。
「あなたは人生の意味が分かってない。」
と僕は言う。
逆上がりより重要なことを掴むチャンスなのに。
出来ると思うか出来ると思わないか。
この感覚を掴めば将来何にでもなれる。
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僕のワークショップを「青いスイミー」と題し、アーツアライブ主催、ヤマト福祉財団に助成して頂き、
2カ所の障がい者施設で実施することとなりました。
「青いスイミー」
レオレオニの絵本「スイミー」はみんなで大きな魚になる物語です。
「僕が目になろう」というスイミーのセリフには自分にしか見えないものを見ようとするアーティストの役割が例えられています。
「青いスイミー」もアーティストが目となり、参加者の力を引きだし、力を借りて、大きな世界で活躍する作品にしようとするプロジェクトです。
北区若葉福祉園（赤羽）http://www.ikuseikai-tky.or.jp/~iku-wakaba/
11月5日（水）9:30～ 13:00～
11月19日(水）9:30～ 13:00～
特定非営利活動法人おやじりんく（大宮）http://www.oyajilink.net/index.php
11月22日(土）13:30～
12月20日(土）13:30～
（ご興味ある方、お手伝いして頂ける方がいましたらご連絡ください。teppei.bacteria@gmail.com)
今回は一カ所で数回のワークショプを行えるので可能性が広がります。
2013年の名古屋で同じように制作した壁画「希望」の制作の様子がアーツアライブのブログで公開されました。
よろしければご覧ください。
壁画「希望」1日目 http://artsalive.exblog.jp/19867819/
壁画「希望」3日目 http://artsalive.exblog.jp/19933990/
壁画「希望」4日目 http://artsalive.exblog.jp/19941514/
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