米子市立図書館「世界で一冊の絵本を作ろう」で完成した88枚の絵を文章で1つにつなぐ。
ようやく僕の力を解放する時が来た。
このワークショップで僕はまだ鳥取旅行と参加者の応援しかしていない。
とても力を温存させている。
何か技術を教えるわけでもなく、特別な画材を使うわけでもなく、描き方も参加者に自分で考えてもらった。
「講師として呼ばれて教えることが何もない。」そう思うと前日は怖くて眠れなかった。
画家になる為には大切なことが3つあります。
1 まず1つ目は描きたい気持ちがあること。
2 そしてそれが発表したいくらいの絵になること。
3 そして最後に、それが誰かに必要とされること。
1と2まで何とか進んでください。と僕はみんなにお願いした。
全ての運命を参加者に賭けた。
そして僕はこの賭けに勝った。
全ページが本気で発表したい絵になった。
頑張って応援して良かった。
88人で作った絵本は辞書のように分厚い超大作になる。
最後まで読者を飽きさせない物語を書かなければならない。
あとは僕次第。
やっと参加者ではなく僕自身が頑張れる。
本当に88人で絵本を作ることなんて出来たら絵本界に革命が起こる。