風に乗って上空に舞い上がる。 下を見た綿毛は愕然とする。 着地地点が見当たらない。 春が終わり、夏も終わって、秋が終わりに近づいた。 綿毛にとって、 コンクリートで固められた ただシンプルなだけの隙間は全く意味を持たない。 展覧会の片付けをしてい…
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