preserve wings 2006 瓶 油彩 流木 紙 タンポポの綿毛 布

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昔から僕は瓶が好きで瓶を集めたがる。
いろいろ入れて瓶の中に宇宙を作る。
小学校の頃のリニヤモーターカーの授業の後、瓶のいろんな箇所に磁石を貼付けて、クリップや磁石をつけた紙の魚がどうにか宙に浮かないかといろいろ試した。でもどうしても一番強い磁石にくっ付いてしまう。
結局うまく行かず、透明な糸で結んだ魚を上から磁石で引き寄せた妥協の作品に終わった。

先日、室内でタンポポを育てている人に生まれて初めて会った。
タンポポはいいよ」って進められたので、さっそく帰ってまねしてみた。
タンポポは何度か咲いて閉じたままになった。
おとといそのタンポポが綿毛になって再び咲いた。

タンポポの綿毛は花よりも素敵に見えた。
そして閃いたのが小学校の頃のあの記憶。
僕はそのタンポポの綿毛で翼の一部を、道に落ちてた鳥の死骸を思い出しながら作った。

この翼のオブジェ自体は飛ばないけど、水をあげればたぶん翼から凄い数のタンポポはえてくる。さらに綿毛になる。
そしたら宙を舞う。

その記録は来年またここで発表します。