「想像の町」 高齢者を助手にした1時間30分のライブペイント

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ワークショップ作品「想像の町」 高齢者を助手にした1時間30分のライブペイント

120.0cm×140.0cm キャンバス アクリル

実施日 2014年10月5日
実施場所 特別擁護老人ホームカメリア 
参加者 居住の方10名 地域老人会の方3名 小林施設長
見学者 米国ケースウェスタリザーブ大学 P.Whitehouse教授
講師 池平徹兵
アシスタント 5名
主催 アーツアライブ


参加者の皆様、主催者の皆様、アシスタントの皆様、台風の近づく中ありがとうございました。

あの一時間半があるとないとでは全く違った今日が存在しています。

そういう時間をご一緒出来たことをとても嬉しく思います。



物理学で「美しい数式」とは一つのことだけでなく、様々なことに当てはめることの出来るシンプルな数式のことです。

僕はこの「美しい数式」のようでありたいといつも思っています。

【「全力で存在している。」という1つの条件を満たせば「美しくないものなど存在しない」】
というのが僕の全く新しい技法です。

この作品は、本気で心の底から全力で塗りたい色、描きたいもので成り立っていれば、何色で何を描いても誰が描いていても構わないという基準だけで成り立っています。

自然界の景色に必用のないものは一つもありません。それは隅々までが生きる為に全力で存在しているからです。

この考え方は、絵を描いていたある日のこと、
美しくない色が存在しないことの発見からはじまりました。

僕の描きたいのは景色です。

風景画ではなく景色そのものになりたいというのが僕の目標です。

このワークショップを通して僕はまた少しシンプルな画家へと近づけました。

本当にありがとうございました。

これからもどうぞよろしくお願い致します。