6月6日 顕微鏡絵画ワークショップのお知らせ

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アインシュタインは大学の助手にはなれずに家庭教師のアルバイトや特許庁で働きながらも世界的大発明となる特殊相対性理論という素晴らしい作品を完成させた。
私の信念は良い作品は隠れることの方が難しく、素晴らしい作品を生み出せば未来は必ず変わるというものである。
やるべき人はやるべき時にどのような言い訳もせずにやるべきことをやるのだ。
私は今回もただ一心にこれを実行してきた。関わる人たちも同じようにこれを実行する人ばかりだった。
藍工房で制作した顕微鏡絵画ワークショップ「これから生まれてくる命」が完成し、東京大学駒場博物館での展覧会が決定し、北海道べてるの家でも同様のワークショプを行った。
また、これと同時期に進めていた別のプロジェクト、アーツアライブ主催の「スイミー壁画プロジェクト」でも、北区若葉福祉園、おやじりんくと共に素晴らしい作品を完成させることが出来た。

フランスINRA研究所からお借りして展示した私の絵画「2011年の沈黙とドロシー計画」のドロシー計画とは地球外知的生命体探査SETI計画の一つであり、簡単に言うと大人が本気になって宇宙人を探す研究である。この研究は2010年に日本が世界の中心となり世界合同SETI「ドロシー計画」として進められた。
地球外知的生命体は見つからずあまり話題にはなっていないが「最先端の科学者が本気で宇宙人を探します。」というニュースこそ話題にするべきだと私は考えている。それはなんて子どもたちの未来に夢を描くニュースなんだろう。と私は思う。
私の願う原発事故以降の日本の大人のあるべき姿、子どもたちに示すべき日本の大人の姿の象徴として私は絵にこのタイトルをつけた。
子どもたちがわくわくするような方向へ日本の大人が本気で挑んで本気で世界を引っ張っていってほしいと私は思う。
今回の展覧会を通して正にそれにふさわしい方々にお会いすることが出来た。

研究結果を発表するだけではもったいない。必要なのは答えを示すことだけではない。
大発明はもちろん、たとえ大発明に至らなくとも答えが分からないからこそ本気で研究する姿そのものにこそ私は世界を動かす魅力があると感じている。
ほとんどの研究はどこにでもいる少年の持つ疑問に一生をかけて立ち向かっているようなものばかりなのだから。
各分野に収まりきれず染み出た魅力が境界を越えて他分野をわくわくさせるとき未来は必ず良くなる。

同様に、キャンバスに絵を描くことだけが画家の力ではない。
人々の情熱を使って未来そのものを描くことが出来ると私は感じている。

本展覧会で感じたこのような思いを胸に秘め、私は最後に私の役割に専念し、もう一作品この展覧会を代表する作品を作りたい。

ぜひ皆様のご参加、ご協力をお待ちしております。

今回は初めて、高齢者も子どもも、障がい者も一般の人も全ての人を対象として行います。


顕微鏡絵画ワークショップ  場所:東京大学駒場博物館

6月6日 土曜日 10:00~12:00 / 15:00~17:00

予約不要 都合の良い方へ開始時間までに来てください。(参加費無料)

顕微鏡写真をもとにアクリル絵の具で絵を描き、池平が全員の絵をコラージュした大きな絵画を完成させます。
http://ondrawingboundary.tumblr.com