今日の18:14～山陰中央テレビTSKみんなのニュースで
島根大学医学部付属病院の「絵の中に旅行しよう」が紹介されるそうです。
山陰での放送なので僕は見ることができませんが、子どもたちが見てくれていたらいいなと思います。
この展示は僕たちの旅行の終わりであり、次の旅への始まりでもあります。
子どたちと関わる中で、僕はこの子たちがなぜ入院しているのかは絶対に聞きませんでした。
「僕たちはこの絵を描きたいからここにいる。」
画家の僕に出来ることはそれだけです。
そうしないと僕は自分の仕事より子どもたちの為にしてあげたいことを優先させてしまいそうでした。
もっとあれも見せてあげたかった、あそこにも連れて行ってあげたかった、もっと話もしたかったし、もっともっと遊んであげたかった、もっと励ましてあげたかった、あれもこれももっともっとしてあげたかった。
だけど、
僕が一番してあげたかったのは「この景色を見せることだ。」と一点の悔いもなく思える作品。
それを描くことだけに集中しました。
こんな僕を子どもたちの為に活かし、子どもたちの為に動いたのは病院です。
そして、こんな気持ちで僕が今日を迎えることができたのは、
子ども達が頑張って病気やケガと向き合い、お医者さんが頑張って治療してくれたおかげです。
病院長の仰る通りこれを見て、こういう活動が広がることを僕も願っています。
