1000羽の蝶

息子が熱で寝込んで看病していると僕まで熱が出てしまい、
一緒に布団の中でパソコンで蝶を見ていました。
息子は夏休みから昆虫標本にはまっているのです。
でも虫を殺せない息子は死んだ虫を探しているので滅多にコレクションは進みません。

すると「蝶々の欲しい方もらってください。」という記事を見つけました。
うちから車で30分の距離。僕たちはすぐに飛び起きて駆けつけました。

「好きな蝶を選んではいけません。全員連れて帰れる人を探しています。」
とその人は言いました。

膨大な蝶々のコレクション約1000羽。

「こんなにもらっていいのですか?」
1羽もらうイメージで行った僕たちは
あまりの衝撃にいつからか熱があることをすっかり忘れて治っていました。

1羽1羽見ていると時間が経つのを忘れてしまいます。

ずっと蝶ばかり見て動かないお兄ちゃんを妹が呼びに行きますが、

その妹も蝶を見始めると同じ状態になってしまいます。


イメージ 1


イメージ 2


今日から博物館で絵を描いているような夢のようなアトリエになりました。

初対面の人に突然1000羽もの蝶をもらってあまりに驚いたのでお名前も聞けず僕も名乗らず帰って来てしまいました。

一足早いクリスマスプレゼントが届いたような気分です。

明日は青参道アートフェアの設営日、つかの間の休息でした。