東京富士美術館でのワークショップ1日目。絵を描くのは苦手だという人もいたので初日は誰でも安心して取り組めるように枝や葉の絵を描くことにしました。点を打っただけでも葉になります。線を引いただけでも枝になります。これなら誰にでも出来ます。だからこそ絵が苦手な人たちもみんな思うはずです。「私はもっとやれる。」僕が画家を続ける理由は一枚描く度に「自分の力はまだまだこんなものじゃないと思うから」です。次はもっと良くなると思うから、それが早く見たいから引退せずにもう一枚描くのです。それ以外に続ける理由は1つもありません。なので初回は「私はもっとやれる」を感じてもらう時間にしようと思いました。誰にでも出来ることも、本気でやれば必ずその人にしか出来ないことに変わっていきます。これから全部で4回のワークショップを通してこの参加者たちと1つの作品を作っていきます。予想以上に初回から絶好調です。
(今回のワークショップはこちらの国際医療研究の一部として行っています。http://www.artsalivejp.org/event/190508/)