国際医療研究 東京富士美術館でのワークショップ最終回(完成!)

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国際医療研究 東京富士美術館でのワークショップ4回目(最終回!)
 
「これをどこかに加えて頂けますか?」
一人の参加者が前日の夜中3時までかけて完成させたというヒマワリの絵を持ってきてくれました。
ここまでしてくれて本当に感動しました。
前回カルフルなトラを描いた参加者の絵に感動して描きたくなったのだそうです。
 
他にも参加者の絵を別の参加者が気に入ってどうしても譲って欲しいとお願いしていました。
額に入れて大切に飾るそうです。
もうこうなったら今日から本当に画家の始まりです。
僕が画家になったのもこんな出来事が積み重なったからです。
 
最終回のテーマは「自分が一番描きたいもの」です。
画家にとって、それを見つけた時点で制作の半分は終わっていると言えます。
 
これまでの沢山の挑戦を乗り越えて「自分が一番描きたいもの」を考えた時に「自分が描けるもの」から「本当に描きたいもの」を考えるようになっています。
 
さらに大画面の中に直接「自分だけしか知らない世界」を描き込んでもらいました。
どこに何を描くのかは全てお任せしました。
なんと僕の似顔絵を描いてくださった方もいました。
みんなとのお別れがだんだん寂しくなってきます。
 
最後にみんなの前で一人ずつ自分が描いた絵について話してもらいました。
一人一人の言葉を聞いて胸が熱くなりました。
 
これで4回行った僕のワークショップは全て終わりました。
この大切な時間と作品は誰一人欠けても生まれませんでした。
皆さまと生きている時代が重なって本当に良かったです。
みんながこの絵の作者であることをずっと忘れないでください。
またいつかどこかで皆様の新作を見れる日を楽しみにしています。
毎週本当に楽しかったです!
 
今回の企画はカナダのマギル大学とアーツアライブが共同で行う国際医療研究です。
モントリオールではこの研究の成果が認められ美術館のチケットをお薬として処方できるようになったそうです。
アーツアライブ代表の林さんが説明会で「これは私の夢です」と言いました。
子供でもこんなに堂々と夢を語れる人はなかなかいません。
 
誰かの為に青空は作れません。けれど誰かを青空の下へ連れ出すことは出来ます。
 
今回のワークショップがそういう未来へつながっていく一部分となることを僕も願っています。
 
関わった全ての皆様、本当にありがとうございました。
 
 
(今回のワークショップはこちらの国際医療研究の一部として行っています。http://www.artsalivejp.org/event/190508/
 
 
 
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