2007-08-20 夏休みの終わり diary 遠くの空を雷が裂く。 久しぶりにアトリエに帰ってきた。 夏休み終わり。 封印を解くような気持ちでアトリエの扉を開く。 室内に飾られた絵たちは、留守にした間にすっかり僕の体から切り離されていた。 「こんなにも僕の絵は凄かった?」 亜矢子に尋ねる。 返事は返って来ない。 二人ともしばらくの間、自分たちの家に圧倒されて言葉を失う。 「たいしたことはない。すぐに超えるよ。」 一足おくれていつもの僕も帰ってきた。 夏休み終わり。 遠くの空に雷が咲く。