空と子ども

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つくばに新設される児童養護施設の庭作りをすることになりました。
とても広くて空が大きい場所でした。

僕が作品をただ作って設置して終わるのでなく、
僕がいなくなってもここに長い年月をかけて壮大な景色が作られていくシステムを作れたらと思います。

子どもたちが「自分の思い出」と「自分の居場所」をここに残す。

子どもたちは卒業するまでそれぞれ一枚の空の絵を育て続けます。
出て行く時に切り株の上にその空の絵をタイルにして貼付けます。
施設内には空の絵、外には空を映した切り株が増え続け100年先には世界遺産みたいになります。


切られたことを忘れて水を吸い上げて、切り株がみんな上を向いて空を映しているような景色。

どこへいっても空を見上げただけで元気が湧くように。
さみしくなっても空を見上げたら誰かを思い出すように。

いつでも空がその子の身方になるように。

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